3月前半のスパイスシュムックレッスン

スパイスシュムック、木の実リース、クランツ

ミモザが終わったと同時に暖かい日が多くなり、季節がぐんぐんと進んでいるのを実感した3月前半。
と共に、花粉症の症状もぐんぐんと悪化。今年は特にひどいような気がします。

先日、注射1本で症状が全然出なくなったという話をされている生徒さんがいらしたのですが、しっかり聞いておけば良かった。
あっという間になくなるティッシュペーパーを横目に、後悔しきりです。

さて、3月前半のレッスン。
自由が丘教室と自宅教室が4日間でした。

まずは、自由が丘教室で出来上がった作品をご紹介。

初級A ミニブーケ
材料のバランスもよく、立体的に仕上がっています。

スパイスシュムック、木の実アレンジ、木の実リース

初級A 和風のクランツ…だった作品。
ベースに使用していたアイアンフレームが、廃番になってしまったようで…
今回はこんなデザインにしてみました。

スパイスシュムック、木の実アレンジ、馬蹄形

初級B 規則的なフーフアイゼン
こちらもデザイン変更しました。
馬蹄形はどうしてもトラディショナルだったり、クラシカルなイメージになる形状。今まではそれに則ってブリオンで装飾していたのですが、これが評判があまりよろしくなく。笑
ナチュラルテイストな作品へ、変更しました。

今月の自由が丘教室は、カメラを持っていくのを忘れました。
スマホで撮影したので、ひどい画像でごめんなさい。
しかも、まっ黄色に撮れていて、画像ソフトでいじったのですが、これが限界でした。

あーあ…


自宅教室は、3作品が出来上がりました。

スパイスシュムック、木の実アレンジ、馬蹄形

その評判がイマイチだった、旧デザインの「規則的なフーフアイゼン」
この日も作る前に、「これ、テンション上がらないです」と言われました。笑
…気持ち、わかります!!!

スパイスシュムック、木の実アレンジ、クランツ

中級B 小さなクランツ
編んで小さなリースを作ります。
材料の配置バランス、リースの形を気にしながら作る、ちょっと難しいレッスン。
ひよこ豆のバランスがいいですね!動きもあります。

初級A クローブのオーナメント
サルスベリが大好きな方の作品。たくさん入っていますね。
レンズ豆(オレンジの粒々)は、色合わせが非常に難しいのですが、効果的に使っています。かわいく仕上がりました。


今日のいとさん

オカメインコ

作品制作中。足の踏み場もないテーブルに、呆然。
ごめん、遊ぶところなくて。

久しぶりの気分転換

先日、体調不良で2日ほど寝込みました。
睡眠不足、そして、ストレスと疲れが溜まっていたようです。

あーーこのままではいけないなぁ、と思っていたとき、ふと横浜美術館で観たい企画展があったことを思い出しました。

2日がっつり寝たので体力は回復、今度はストレスの部分を解消しようと行ってきました~!

横浜美術館!3月から改修のため、2023年まで閉館します。

コロナのため、チケットは事前予約制。
事前に送られてきたQRコードで入場します。
半券が手元に残らないのは、ちょっと寂しい気も。
でも、事前予約のおかげで、チケットの残数で混み具合が確認出来たのは良かったかな。

訪れたのは、会期ギリギリの2月26日。危ない、うっかり見逃すところだった…

企画展は、『トライアローグ』
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館のコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返ります。

思いがけず、大好きなデュシャンの映像作品も鑑賞できたし、20世紀前半の西洋美術が大好物の私にはたまらない作品ばかりでした。

そのまま、コレクション展を鑑賞。
版画と写真のコーナーがかなり面白く。
じっくり観ていたら、時間が足りなくなってしまいました。(最後は超駆け足に…)

コレクション展は撮影可だったので、気になった作品を何点か撮ってきました。

こんなにカラフルだけど、関東大震災後の横浜を描いた版画

外国人による版画、大正5年の磯子

川上澄生の版画。
若い頃の棟方志功に影響を与えたとあり、なるほど納得。
棟方志功の力強い作風が好きで画集も持っているのですが、それを超えた!

絵でも版画でも、コントラストの強い作品が好きです。
棟方志功よりも線がハッキリしているし、しかも、かわいい。
かなり欲しくなり、帰宅後1時間以上調べてしまった。笑

写真は、常盤とよ子の作品がかなり興味深く。
戦後、売春が事実上公認された「赤線」で撮影された写真は、背景を知ると見た瞬間とは全く異なる写真に見えてくるところが、面白かった。

上の写真が常盤とよ子の作品かどうかは、ごめんなさい、確認不足で分かりません。
常盤とよ子の作品の隣にはあったのですが。面白い写真。

「待望の映画遂に公開!産児制限の知識-妊娠はどうしたら調節できるか?」
現代の子供の少なさ、不妊の現状を当時の人が知ったら驚くでしょうね。

上は、唯一彫刻・彫像作品で面白いと思ったもの。
(嫌いではないんだけど、彫刻・彫像はよくわからないのです)
セメントと布で出来ている塊なのに、木箱に入っているとミイラに見える不思議。
木箱も、決してミイラの入っているもの(棺桶)っぽくないのに。


大満足で美術館を出た後は野毛へ向かい、「洋食キムラ」へ。

ここのハンバーグ、大好きなんです。
柔らかい、ほんっと柔らかい。デミソースも濃厚。
パンがまた、モチモチでかなり好みです。

この日は、出てきたパンが好みの強い焦げ色。
店員さんが「焼き過ぎてしまったんですけど、今新しいのを焼き直しているので、これも食べてください」。
と、なんと2個いただいちゃいました。
廃棄せず、そういうパンも出してくれるところも含め、このお店、好きです。笑

私は、仕事と生活が全て自宅で完結しているので、自宅での気分転換は難しい。
かと言って、インドアで出不精の私は、外での気分転換もなかなか難しい。

今回、久しぶりに行った美術館で、私に必要な場所はここだった!とよーーくわかりました。
静かだし、ものすごく集中できる。
今回は大好物の展示だったこともあり、ここ数年で一番の気分転換になりました。
美味しいハンバーグも食べ、なんと良い日。幸福感に包まれた一日でした。

2月の通学コースレッスン、いろいろ

ミモザのリース、ワークショップ

2月の通学コースレッスン、無事に終わりました。
(オンラインはまだレッスンがあります…)

今月もいらっしゃる方が比較的少なかったので、がつがつレッスンするというよりも、何となくゆったりとしたレッスンが多い、1カ月でした。

まずは、認定講師講座以外のスパイスシュムック作品からご紹介!

スパイスシュムック、木の実アレンジ、お正月飾り

2年前?3年前?のお正月レッスン作品。
なかなか日程が合わず、何年越しかでレッスンいただくことになりました。

流れ・動きがあり、素敵な作品に仕上がっています。

スパイスシュムック、木の実アレンジ、フレームアレンジメント

こちらも、昨年の秋の1dayレッスン作品。
葉っぱの大きさを変えているので、平面的な作品なのに動きがあり、楽しい作品に。

※2月に認定講師講座通学コースで出来上がった作品は、下のリンクからどうぞ☆

そして、そして…
毎年恒例ミモザのレッスン、昨日で終わりました!
今年も力作揃い!

ミモザのリース、ワークショップ
ミモザのリース、ワークショップ
ミモザのリース、ワークショップ
ミモザのスワッグ、ワークショップ
ミモザのスワッグ、ワークショップ
ミモザのスワッグ、ワークショップ

ご案内で使った写真と、全く違うサイズになりました。笑
リースはみなさん40cmに、スワッグは軽く50cm超え、80cm近くになった方も!
すごい迫力です!!!

ミモザ

ミモザ、2月17日の写真です。
今年もたっぷり楽しませてもらいました~。
梢にまだ少し残っているので、最後に何か作りたいと思います。

フルーツポマンダー

フルーツポマンダー

昨年末に仕込んだものが、ミイラになりました。

フルーツポマンダー
リボンは、ワックスコードでシンプルに。

クリスマス近くになったら、リボンや木の実をモリモリに変えて飾ろうかなぁ、と思っています。
ずいぶんと先の話ですが…。


先週のある日のレッスン中、ポマンダーの話題になりました。

そのときいらしていたドイツ人の生徒さん、
「ポマンダー、この教室で初めて知りました。ドイツでは一度も見たことがない…」とポツリ。

同席していた全員が「え?!」
ポマンダーの説明って、必ずって言って良いほど「中世ヨーロッパでは…」と書いてあるので、当然知っていると思い込んでいました。

その生徒さん曰わく、ポマンダーは、「すごく地域的なニオイや雰囲気がするもの」らしいのです。


ポマンダー、ちょっと調べてみました。
語源はフランス語。
pomme d’ambre、『琥珀のりんご』の意。

これは、アンバーグリス(竜涎香:マッコウクジラの腸内に発生する結石)を球状にしたもので、16世紀頃の肖像画にときどき登場します。

16世紀は、スパイス戦争が起きていた頃。
ポルトガル、スペインに続き、エリザベス一世の勅許を受けたイギリス、そしてオランダが争っています。
これを踏まえ、肖像画の描かれた国と語源を照らし合わせると、イギリス、フランス…この辺りが発祥?

結局、どこの国のものなのか?調べきれませんでしたが、何となく分かったような気になって楽しかった。笑


クローブつながりで、もうひとつ。

クリスマスに飲む『グリューワイン』。
これは家庭では、ほぼ作らない、とのこと。クリスマスマーケットで買って飲むものだそうです。
そうなんだ…。

キンダープンシュも「各家庭でレシピが違う」というようなことを何かで読んだので訊いたら、「作らないですね…。」

作る家庭もあるそうですが、その家によって全く違うんですって。
祖父母・両親の出身地によっても違うし、そう言った伝統的な行事を行う家庭かどうか、など。

考えてみたら、日本もそうですよね。
例えば、おせち料理。
作って食べる家もあれば、買って食べる家もあり、全く食べない家もある。
中身だって地域によって違ったりもする。

おせちで思い出しましたが、私の出身地では、大晦日の夕飯が『1年で一番豪勢な料理を食べる日』。
それこそ盆と正月、誕生日やクリスマスまでもが一斉に来たような御馳走が、テーブルに乗りきらないほど並びました。
好きなものは何でも作ってもらえましたので、子供の頃はかなり楽しみな日でした。

話は脱線しましたが、そう考えると合点の行く話。
ネットや文献ちょっと読んだくらいで、分かった気になるのは危険だな…と思いました。
…と言うか、知ったかぶりだったんじゃん!(恥ずかしい~)

ドイツ人の生徒さんには、本当に感謝です。
分からないドイツ語を教えていただいたり、今回のようなことを教えていただいたり。

この仕事を始めて12年、まだまだ勉強することがたくさんです。

ミモザのスワッグ・リースレッスン開催のお知らせ

ミモザのフライングリース

こちらのレッスンは、終了しています

我が家のミモザもここ最近の暖かさで、だいぶ開花してきました。
(今日の雨で、ショボンとしてしまいましたが)

今年も、スワッグ or リースのレッスンを開催します。

タグも、英字新聞で手作りします。

ミモザのフライングリース

リースは、フライングリースにしても素敵です。

【レッスン日】
18日(木) 満席
19日(金) 残席2名様
20日(土) 満席

【参加費】
スワッグ:3,000円
リース:3,500円
(いずれも、材料代・レッスン代込)

【持ち物】
花切ばさみ
作品お持ち帰り用の袋(ビニール素材の方がお花が傷つきにくいです)

お問い合わせ・お申し込みは、ateliergrass@spiceschmuck.org までお願いします。

世界のふしぎな木の実図鑑

手元にあったら、仕事そっちのけで見てしまう。
だから、繁忙期が終わったら買おうと、じっと我慢してました。

『世界のふしぎな木の実図鑑』

やっと手元に!
楽しい~!
やっぱり何回も見ちゃってる!

日々お世話になっている木の実あり、
ザルツブルクの市場で見た木の実あり、
初めて見る木の実あり…

バイブル入り決定です❣️

バイブルと言えば、すっごく大切にしている2冊の本。

川瀬敏郎さんの
『花と器』、『花は野にあるように』

20年ほど前に買いました。
初版は昭和58年と59年ですが、令和の今日見ても、本当に素敵!

むかーし昔、まだ20代だった頃、某老舗の菓子会社に勤務していました。
そのとき店舗のいけこみをやっていたのですが、「こんな風に活けてみたい」、「少しでも真似してみたい」と、よく眺めていた本です。

会社が休みの日も、花材を取るために山へ入り、収穫した枝や花を会社へ運んだりしていたなぁ…。
それほど楽しい仕事でした。

今は木の実がメインですが、小さな野の花、山の木々で生ける花が、私の仕事の原点です。

デスクワークのお邪魔虫

スパイスシュムック、木の実アレンジ、通信講座

本日、通信講座中級Bのテキスト入荷しました。

11月には仕上がる予定でしたが、メインとして使いたかった材料が廃版になってしまい、作品を作り直すことに。
テキストも全て編集し直しになり、かなりの時間をロスしてしまいました。

そんなトラブルもありましたが、とにもかくにも入荷して一安心。

そんなテキスト作成でしたが、傍らにいつもいました…いとさん。

「何これ?」

ノートを覗き込んでいるように見せかけて…

かじる!
新調したばかりだったのに…チミチミされてしまいました。
PC作業時は、肩が定位置。

ここでは大人しくしてくれてい…るわけもなく。

「カキカキして~」

頬に、くちばしをグイグイ押し付けてきます。
頭を掻いて(撫でて)欲しいのサインです。

気持ちよさそうです…

カキカキのツボを間違えると、かなり怒られます。軽く凹みます。
しかし、ツボに入ると今度は延々とカキカキさせられて、これまたツライ。

最近、レッスン中は静かに過ごしているいとさんですが、普段はこんな感じで、ひっつき虫、邪魔ばかりしています。

1月のどんぐり部

2021年のどんぐり部は、海岸でかご編み!
ゲスト2人を迎え、にぎやかなどんぐり部初めとなりました。

午前中は、各々自分の作りたいかごに合わせた蔓を採取。

蔓…わかりますか?
アオツヅラフジだらけ!

私も初めは、蔓と細い木の幹のぱっと見では区別がつかなかったのですが、採取しているうちに、あっちにもある!こっちにもある!になってきました。

2時間ほどで採取終了。

ランチは、持ち寄りでプチBBQ。

私は、チキンをバジル&ガーリックのオイルで絡めたものと…

玉ねぎにトマトソースをかけて焼いたものに、さらにオイルサーディンをオン!したものを持っていきました。

他にも、お餅、ハム、ソーセージ、シシャモ、キノコ、さつまあげ、などなど。
途中でお腹がいっぱいになり、全部は焼けませんでした。

午後からは、かご編みです。

1年ほど前から「教えてくれー!」とずーっと騒いでいた「ゴッズアイのかご」。
ようやく編むことができました!

完成品がこちら。

細い緑色の蔓でポイントを~♪
いつかは黄色くなってしまうんですけどね。

このゴッズアイ。
ゴッズアイ自体は難しくなかったのですが、かごの芯を固定するのにかなり難儀して、部活動中に完成させることができませんでした。

部活動の最後に、みんなの作品を並べて撮った写真。

向かって一番左のものが、私の制作していたかご。
…妙な気持ち悪さがあります。

帰宅後、続きを編みました。
翌日以降編む時間が取れそうもなかったので、蔓が硬くならないうちに!と、夕飯も食べずにひたすら編みました。18:30~21:30までの3時間。
ヘトヘトだったので、途中意識が飛んだ時間帯も(笑)。

今回は、完成させることが目的だったので、あまり考えずに編んだら、全体的にゆるゆるな仕上がりに。
不満はあるけど、ゴッズアイ初回だし、こんなものかな?

と諦めたかったのですが、実は、細い蔓をたくさん持って帰ってきました。
編む時間はない、けど、リベンジしたい…。

採取してきた蔓を横目に、うずうずしています。

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