今月のどんぐり部は、3ヶ所でどんぐりパトロールをしてきました!
『モンゴリナラ』とも言います。
実際のところ、長い間『モンゴリナラ』と同一種と思われ、そう呼ばれていたのが、大陸のモンゴリナラとは異なっていたことから、2006年に『フモトミズナラ』と命名されたそうです。
※どんぐりって、交配してミックス種が結構出来るみたいです。この辺りは私は全く詳しくないのですが。
どんぐりは隔年で豊作なことが多いので、昨年不作だったフモトミズナラ、今年は良いんでない?!と行ったものの、あれれ???
今年も、ポツリポツリしか落ちていない感じでした。
早々にフモトミズナラは諦め、周辺に落ちていたコナラの赤ちゃんを拾います。
立派などんぐりは買うことも出来るけど、こういう個体は自身で拾わないとまず手に入らない。
そして、こういう実が作品のアクセントになったするのです。
写真の枝、ハサミでカットしたようにきれいなのですが、これ、虫の仕業なのです。
実に卵を産み付けてから、枝を切って地面に落とすんですって!
なので、よーーく見ると実に小さな穴が開いています。拾ってそのままにしておくと、100%虫が出ますのでご注意を。
コナラは木によって細長いのもあれば、写真のように丸いものもあります。
磨くとツヤツヤになるかわいい子。
未熟な子がこんな青がかったきれいな色だなんて知りませんでした。
マテバシイの未熟な実と似てますね。
上の方に花も実もいっぱいついていました。
シリブカは今年豊作です!
大好きなどんぐりのひとつです。
が!
幹に小さな穴がいくつも空いていて、その下にはサラサラの細かなおがくず…
どんぐり部のメンバーが調べたところ、原因は『ナラ枯れ』。
虫が住み着いて導管を遮り、木が水を吸い上げられなくなり枯れるのだそうです。
被害が拡大していて、かなり深刻なようです。
実は今回のどんぐりパトロールへ行く前も、ピンオークが枯れてる!という情報がどんぐり部内で流れてきて、一同ショックを受けていたところにこの仕打ち。
更に、インスタにアップしたところ、フォロワーさんも2ヶ所でレッドオークが枯れているのを確認しているとコメントくださって、、、もう絶望的な気持ちです。
この赤ちゃんたちがこの状態になるまでは、しっかりと生きていたということですよね。ここで枯れて落ちてしまった。
そう思うと切ない…
かわいい!なんてかわいいのかしら。
帰宅後、感傷に浸りながら愛でるレッドオーク。
10月くらいまで、どんぐりパトロールが続きます。
他の木はどうかな?
今年はワクワクする気持ちだけではない、木がちゃんと生きているかドキドキしながら回るどんぐりパトロールになりそうです。