先日、体調不良で2日ほど寝込みました。
睡眠不足、そして、ストレスと疲れが溜まっていたようです。
あーーこのままではいけないなぁ、と思っていたとき、ふと横浜美術館で観たい企画展があったことを思い出しました。
2日がっつり寝たので体力は回復、今度はストレスの部分を解消しようと行ってきました~!
コロナのため、チケットは事前予約制。
事前に送られてきたQRコードで入場します。
半券が手元に残らないのは、ちょっと寂しい気も。
でも、事前予約のおかげで、チケットの残数で混み具合が確認出来たのは良かったかな。
訪れたのは、会期ギリギリの2月26日。危ない、うっかり見逃すところだった…
企画展は、『トライアローグ』
横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館のコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返ります。
思いがけず、大好きなデュシャンの映像作品も鑑賞できたし、20世紀前半の西洋美術が大好物の私にはたまらない作品ばかりでした。
そのまま、コレクション展を鑑賞。
版画と写真のコーナーがかなり面白く。
じっくり観ていたら、時間が足りなくなってしまいました。(最後は超駆け足に…)
コレクション展は撮影可だったので、気になった作品を何点か撮ってきました。
こんなにカラフルだけど、関東大震災後の横浜を描いた版画
外国人による版画、大正5年の磯子
川上澄生の版画。
若い頃の棟方志功に影響を与えたとあり、なるほど納得。
棟方志功の力強い作風が好きで画集も持っているのですが、それを超えた!
絵でも版画でも、コントラストの強い作品が好きです。
棟方志功よりも線がハッキリしているし、しかも、かわいい。
かなり欲しくなり、帰宅後1時間以上調べてしまった。笑
写真は、常盤とよ子の作品がかなり興味深く。
戦後、売春が事実上公認された「赤線」で撮影された写真は、背景を知ると見た瞬間とは全く異なる写真に見えてくるところが、面白かった。
上の写真が常盤とよ子の作品かどうかは、ごめんなさい、確認不足で分かりません。
常盤とよ子の作品の隣にはあったのですが。面白い写真。
「待望の映画遂に公開!産児制限の知識-妊娠はどうしたら調節できるか?」
現代の子供の少なさ、不妊の現状を当時の人が知ったら驚くでしょうね。
上は、唯一彫刻・彫像作品で面白いと思ったもの。
(嫌いではないんだけど、彫刻・彫像はよくわからないのです)
セメントと布で出来ている塊なのに、木箱に入っているとミイラに見える不思議。
木箱も、決してミイラの入っているもの(棺桶)っぽくないのに。
大満足で美術館を出た後は野毛へ向かい、「洋食キムラ」へ。
ここのハンバーグ、大好きなんです。
柔らかい、ほんっと柔らかい。デミソースも濃厚。
パンがまた、モチモチでかなり好みです。
この日は、出てきたパンが好みの強い焦げ色。
店員さんが「焼き過ぎてしまったんですけど、今新しいのを焼き直しているので、これも食べてください」。
と、なんと2個いただいちゃいました。
廃棄せず、そういうパンも出してくれるところも含め、このお店、好きです。笑
私は、仕事と生活が全て自宅で完結しているので、自宅での気分転換は難しい。
かと言って、インドアで出不精の私は、外での気分転換もなかなか難しい。
今回、久しぶりに行った美術館で、私に必要な場所はここだった!とよーーくわかりました。
静かだし、ものすごく集中できる。
今回は大好物の展示だったこともあり、ここ数年で一番の気分転換になりました。
美味しいハンバーグも食べ、なんと良い日。幸福感に包まれた一日でした。