10月のどんぐり部

10月のどんぐり部は、八ヶ岳へ!
八ヶ岳は実家へ帰るときにいつも通過していくので、今回ワタクシ運転手さんでした。

相棒は、間もなく12歳を迎える『シトロエンC4ピカソ』。
故障が多いと言われるシトロエンですが、一度も大病したことなく、エンジンもまだまだ元気です。
見た目は、多少ボロくなってきてる…かな。

さて、朝は6:30に出発。
途中の駅でどんぐり部のメンバーをピックアップ。
通勤ラッシュに巻き込まれながら走ること3時間、八ヶ岳へ到着しました。

紅葉!
素晴らしすぎました。

紅葉、なんだか寂し気な感じがして、そんなに好きではなかったのですが 笑、そんな私でも心底感動する美しさ。
今年は台風が来なかったかららしいですね。葉が傷つくことも、落葉もなく。
この日一日で、何度「きれい~」と言ったかわかりません。
今、思い出しても心躍る景色でした。

大きな棒葉
一面棒葉…地面から生えてるみたい。

肝心の拾い物はと言うと…

結構拾えました!

一番の目的だったミズナラには、ちょっと遅かったのですが、

ピッカピカのコナラに出会えました!

これ、磨いてないんです。この状態で落ちていました。
ピカピカな上、きれいなシマシマ。…う、美しすぎる。

あーーーー!もっと拾ってくれば良かったな。
大好きです!コナラ!!!

こちらは、はじめましてのカシワ。
ふっさふさのハンノキ。
こんなにたっぷりついてる状態、初めて見た。笑

こんなレアキャラにも会いました。

ヤドリギです。しかも実付き!!!

普段はめったに見かけないし、あったとしてもすごく高いところに生えています。
が、なんということでしょう。手の届くところに生えているではありませんか!

しかも!

あっちにも!
こっちにも!
…って、こんなにたくさん?!

冗談抜きで、ここはヤドリギ農場か?と思いました。
(クリスマスに出荷するとか…)

ちょこっといただいてきました。農場のだったらごめんなさい。

暗くなるまであちこち歩きました。
夕飯をみんなで食べ、帰宅したのは21:00近く。

走行距離は、363kmでした。いやーーよく走った。


11月は近場で木の実拾いの予定。
まだまだシーズン、続きます!

木の実シーズン到来!いろんなどんぐりパトロール

ナラガシワ

今月のどんぐり部は、3ヶ所でどんぐりパトロールをしてきました!

モンゴリナラ
フモトミズナラ

『モンゴリナラ』とも言います。
実際のところ、長い間『モンゴリナラ』と同一種と思われ、そう呼ばれていたのが、大陸のモンゴリナラとは異なっていたことから、2006年に『フモトミズナラ』と命名されたそうです。
※どんぐりって、交配してミックス種が結構出来るみたいです。この辺りは私は全く詳しくないのですが。

どんぐりは隔年で豊作なことが多いので、昨年不作だったフモトミズナラ、今年は良いんでない?!と行ったものの、あれれ???
今年も、ポツリポツリしか落ちていない感じでした。

コナラ

早々にフモトミズナラは諦め、周辺に落ちていたコナラの赤ちゃんを拾います。
立派などんぐりは買うことも出来るけど、こういう個体は自身で拾わないとまず手に入らない。
そして、こういう実が作品のアクセントになったするのです。

ナラガシワ
ナラガシワ

写真の枝、ハサミでカットしたようにきれいなのですが、これ、虫の仕業なのです。
実に卵を産み付けてから、枝を切って地面に落とすんですって!
なので、よーーく見ると実に小さな穴が開いています。拾ってそのままにしておくと、100%虫が出ますのでご注意を。

コナラ
コナラ

コナラは木によって細長いのもあれば、写真のように丸いものもあります。

シリブカガシ
シリブカガシ

磨くとツヤツヤになるかわいい子。
未熟な子がこんな青がかったきれいな色だなんて知りませんでした。
マテバシイの未熟な実と似てますね。

シリブカガシ
シリブカガシの木

上の方に花も実もいっぱいついていました。
シリブカは今年豊作です!

レッドオーク、アカガシワ
レッドオーク

大好きなどんぐりのひとつです。

が!

レッドオーク、アカガシワ
か、枯れてる!ぎゃあ!!!

幹に小さな穴がいくつも空いていて、その下にはサラサラの細かなおがくず…
どんぐり部のメンバーが調べたところ、原因は『ナラ枯れ』。
虫が住み着いて導管を遮り、木が水を吸い上げられなくなり枯れるのだそうです。
被害が拡大していて、かなり深刻なようです。

実は今回のどんぐりパトロールへ行く前も、ピンオークが枯れてる!という情報がどんぐり部内で流れてきて、一同ショックを受けていたところにこの仕打ち。

更に、インスタにアップしたところ、フォロワーさんも2ヶ所でレッドオークが枯れているのを確認しているとコメントくださって、、、もう絶望的な気持ちです。

レッドオーク、アカガシワ
レッドオークの赤ちゃん

この赤ちゃんたちがこの状態になるまでは、しっかりと生きていたということですよね。ここで枯れて落ちてしまった。
そう思うと切ない…

レッドオーク、アカガシワ
赤ちゃんと大人の間、高校生くらい?

かわいい!なんてかわいいのかしら。
帰宅後、感傷に浸りながら愛でるレッドオーク。

10月くらいまで、どんぐりパトロールが続きます。
他の木はどうかな?
今年はワクワクする気持ちだけではない、木がちゃんと生きているかドキドキしながら回るどんぐりパトロールになりそうです。

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